SRS工法 | 営業(工法) | 株式会社山口リアライズ

SRS工法

概要

SRS工法は特殊ポリマーセメントモルタルを吹き付けることで既設橋脚と一体化し耐震性能を向上させる巻立て工法です。

特徴

  • 河積阻害率や建築限界が問題となる橋脚の耐震補強に有効
    既設RC橋脚の一般的な耐震補強であるRC巻立て工法は、巻立て厚が250mm以上必要であり、建築限界や河積阻害率等の構造寸法上の制約や橋脚基礎への負担増加などの問題から採用が困難な場合がありました。 本工法は、補強筋を既設橋脚面に接触配置し、所定のかぶりを確保するまで特殊ポリマーセメントモルタルを吹付けることで既設橋脚と一体化し耐震性能を向上させる工法であり、巻立て厚をRC巻立て工法の約1/5程度に抑えることが可能です。
  • 自重の増加が問題となる橋脚の耐震補強に有効
    従来のRC巻立て工法は、断面増加に伴う自重の増加のため、橋脚基礎の補強を行わなければならない場合がありますが、本工法は巻立て厚が薄いため材料の自重が軽く、橋脚基礎への負担を抑えることが可能です。
  • 有利な作業条件
    重機を必要とせず、足場上や狭隘な場所での作業が可能です。
  • 施工性が向上
    薄層巻立ての類似技術である従来のコテ塗り工法に比べ、巻立てを吹付けとすることで施工速度が大幅に向上し、工期の短縮、施工費用の低減を可能としました。

施工方法

(1)下地処理
既設コンクリート表面の脆弱部をブラストにより除去します。

(2)アンカー削孔
曲げ補強を目的とする場合、基礎部(フーチング)に鉄筋定着用のアンカー孔を設置します。

(3)補強筋設置
所定の補強筋(主筋・帯鉄筋)を設置します。

(4)特殊ポリマーセメント吹付け
特殊ポリマーセメントを吹付けます。1層目は設置した帯筋の表面まで、2層目は帯筋の上に所定のかぶりを確保するまで行います。

(5)施工完了